ESPRESSIVO SOUND
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本体電源部分の製作

オーディオ用PCを製作する為に、いろいろと試聴比較実験をしましたが、電源部分は特に重要である事が分かりました。
一般的なATX電源はコスト削減のため、ノイズが多かったり、安定性があまり良くない物もあります。産業用グレードの高品質電源を使用すればかなりの改善が期待できますが、更に音質を向上させるために、Rコアトランスを使用したリニア電源を製作しました。

Rコアトランス

Rコアトランス

Rコアトランスは小型、軽量、薄型で効率が良い、さらに低リーケージフラックス、低損失、過負荷変動に強いといった特徴があります。
今回使用しているRコアトランスは「フェニックス」製で、1台から特注で製作してもらう事が可能です。本体部分では150VAのメイントランスと、5VSB電源用の20VAトランスの計2台を使用しています。

レギュレーター部

リニア電源

ダイオード:整流用のダイオードは、通常のPN接合ダイオードに比べると電圧降下が低く、スイッチング速度が速いショットキーダイオードを使用しています。

コンデンサ:平滑用コンデンサは一般的に1Aあたり2000μFあればおよそ十分だと思います。今回は105℃標準品を使用して、12V系は13600μF(25V6800μF×2)、その他は10000μFです。合計で46800μFとなります。

回路構成:東芝製のパワートランジスタ「2SC5242」と3端子レギュレーターを組み合わせています。
3端子レギュレータの安定性は、下手なディスクリート回路より優れています。単体では電流の供給能力が低い為、パワートランジスタにて大電流を供給します。

その他:POW_OK信号はコンパレーターIC(NJM2903)を使用して、5V電源起動後、約180mS後に「HI」の信号が出力されます。

power01

製作中その1

power02

製作中その2

power03

製作中その3

power04

レギュレータ部の完成

ハイエンドオーディオPC

   

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